無農薬への挑戦│頼れるパートナー

2018年07月21日

農健では栽培期間中、農薬不使用の米づくりを約15ヘクタールほど取り組んでいます。

簡単に15ヘクタールと言ってはいますが、東京ドームを超える面積です。

無農薬栽培の一つのハードルである苗づくり。

苗半作と言われるほど苗づくりは気を遣います。

重要な作業ですがここは100%完成ではありませんが、70%の成功にはたどり着くことができています。

ところが雑草対策というハードルがなかなか超えられません。

今のところ50%というところでしょうか。

農薬不使用の米づくりをあきらめようとしたのも、この雑草対策がうまくいかなかったからです。

その雑草対策に一役買ってくれているのがジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)です。

稲を食べる厄介者で通っているジャンボタニシ。

無農薬への挑戦│頼れるパートナー


稲を食べるのですが、雑草も食べてくれます

そこで、とう付き合うかと言うと、田んぼの水位が3cm以下ならほぼ雑草だけを食べてくれます。

対策1 まずは田んぼの均平
いかに高低差を無くすかです。

代かきを丁寧に行うことです。

本当は粗耕しもその後の耕起も耕盤を荒らさないように丁寧に行うことです。


対策2 田んぼの水位
水位を3cm以下に保つこと、そして徐々に水位を上げていきます。


対策3 ジャンボタニシの好物を投入する
具体的には野菜、酒粕、米糠などを入れておくと、それらを優先的に食べて稲の食害を減らすことが出来ます。

稲が30cmくらいになればもう稲を食べなくなるので、それまでの時間稼ぎです。


この3つを徹底出来たら、機械除草をやらなくてもアイガモを入れなくても除草剤を使わずに米づくりが出来ます。

今年は昨年以上に雑草には手こずり、収穫までたどり着けるか心配な田んぼも何枚かあります。

来年はいよいよレーザーレベラーを投入し、テクニック頼らない田んぼの均平を考えなくてはいけない所まで来ています。

農健の挑戦はまだまだ終わりなき旅です。




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